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高校時代、よく行ったラーメン屋
高校時代、よく行ったラーメン屋さんについての内容です。
私、東京都立調布南高校に通っておりました。
楽しく3年間を過ごさせていただきました。
近くに多摩川がありまして、部活動では河原沿いをよく走って体力つけていました。
ちなみに私はバドミントン部でした。
今は桃田賢斗選手が活躍してますね。
世界ランキング1位なんて凄すぎです。(2019年9月10日)
凄すぎて見とれてしまう。
部活動、一生懸命やってましたし、そもそも高校生なんていつでもお腹空かせてます。
小遣いもそんなにあるわけじゃないし、好きなものなんて買えないです。
ただ、お腹は空く。
毎週水曜日だけなんですが、子どもに100円でラーメンを提供するお店があったんです。
今はもうなくなっていました。
すえたほうれん草
東京都調布市、京王多摩川駅前にあったんです。
店名がわからないんですが、ラーメンもあり、チャーハンもあり、定食もある、おそらく家族経営していたんじゃなかろうかというようなお店だったと思います。
水曜日、誰彼ともなく「ラーメン食べに行くか!」と言い出します。
高校から駅まで5分ほど。
お店は行くといつも込んでました。
水曜日しか行ったことなかったんですけどね。
お店の中に入り、ラーメンを頼み、しばし待ちます。
結構すぐにきたと思います。
いたってシンプルな醤油ラーメン。
具材はたしか、メンマ、チャーシュー1枚、ほうれん草、長ネギ、くらいだったかなぁ。
食べるわけですけど、たまにほうれん草が酸っぱいんです。
すえてる。
おそらく忙しさもあり、茹でたほうれん草を冷蔵庫にしまう暇もなく、常温放置していたんでしょうね。
厨房の中は厚いですから、菌が繁殖したのかな。
少々、酸っぱいんです。
ただ、汁の中によくつければ食べれた。
かな?
100円でこのラーメン、チャーシューも乗っていたんです。
ほうれん草も、野菜を食べてほしい思いがあったから入れたのかもしれません。
店主の思い
当時、どんな思いで100円ラーメンを提供していたのでしょうか。
近くに京王閣競輪場があり、競輪好きなおじちゃんがいっぱいいました。
お客さんになりそうな中華好きの方々はたくさんいたわけです。
だから無理して100円でラーメンを売る必要はないと思うんです。
きっと何か理由がある。
この先は私の主観的な美化した憶測です。
食べてほしい対象は、当時の僕たちだったのではないかと思うんです。
子供にちゃんとご飯を食べてほしい。
お金もそんなにないだろうから、きりがいい100円で。
そんなにしょっちゅう100円で売っていられないので、毎週水曜日だけ。
何かきっかけがあったのかと思いますが、きっとそんな思いで継続されていたのではないかと思います。
原価はとんとんか割っていたのではないかと思います。
売ったところで利益は出ない。
他のお客を入れた方が、利益は出る。
でも100円で売ることを継続している。
強い意志と優しさを感じます。
「今日のほうれん草やばくなかったか?」
そんな会話をしながら、また午後の授業に戻ったような。
子どもの当時はそんなもんかなと。
今では店主の苦労が少しわかる気がします。
「心優しきものが文化を作る」
私が胸に留め置く言葉です。
優しいから人の弱さがわかり、何かしてあげたいの思いが志となり、その志が共感を集め、仲間が増えて文化に変わる。
思いって地味に伝わるもんじゃないかと、時間もかかりますし。
コツコツ、私も店主の思いを見習いつつ、形にしていきたいと思います。
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