いつも見に来ていただきましてありがとうございます。
今回は子ども食堂を始めた背景、経緯、きっかけのその⑤をお伝えしていきます。
その①幼少期はこちらです。
その②中学、高校時代はこちらです。
その③浅はかだった20代はこちらです。
その④節目の35歳はこちらです。
今回は40歳の現在の内容です。
40歳の現在
菜の花ダイニング(子ども食堂)への参加
35歳のころ、子ども食堂という活動が世の中にあり、どんどん活動する団体や個人が増えていると知ります。
たまたまネットで知ったと思います。
こんな素敵な取り組み、やるしかないと、自分に合っているのはこれだと思いました。
どう始めたらいいのかよくわかりませんでしたが、近所に住んでいる職場の仲間と自分の二人で開始しようと話し合いました。
私から誘ってみた感じです。
飲みながらとか、ファミレスで大人二人で話し合ったりとか、話し合いを複数回実施しましたがなかなかどうしたらいいのか、わからず仕舞。
結局誰かがすでに実施している子ども食堂に参加してみて、どのように実施していったらいいか教えていただくことにしました。
自分たちの住まいの近くで実施している団体にとりあえず電話してみました。
たまたま1回目に電話したところが、ちょうどボランティアを募集していまして、「どうぞどうぞ、お待ちしております!」と歓迎ムードでした。
それが「菜の花ダイニング」という子ども食堂の団体です。
⇩こちらです。
初参加~副代表
初めて参加させていただいた時の印象は、優しさに満ちた空間であるということ。
料理は切り干し大根やあさりの味噌汁、ちらし寿司だったと思います。
全部手作りで、スタッフ全員の愛情のこもった料理でした。
ボランティアさんはみんな、何か世の中の役に立ちたい思いのある人ばかりでした。
ベテランの保育士さんがたくさんいらっしゃいます。
赤ちゃん連れてお母さんがいらっしゃいました。
料理を届けます。
でも、赤ちゃんがいるのでなかなか食べ進められない。
そんな時はベテランの保育士さんの出番です。
赤ちゃんを抱っこし、
「お母さん、ゆっくり食べなさいね~」
赤ちゃんはニコニコ、お母さんも食べながらニコニコできる。
素敵だなぁと思いました。
飲食店ではなかなか見ることができない光景。
この取り組みは継続し、広めていくことが今の世の中にとって必要と感じました。
核家族化が進む昨今。
新米お母さんは子育てについてわからないことが多くあると思うんです。
そんなときに気軽に聞くことができる、頼りになるひとが側にいたら安心感がある。
この場所ならベテランの保育士さん=ベテランのお母さんがいますから、いろんなことを聞くことができる。
不安を払拭し、安心感を得て食後、家に帰ることができる。
子ども食堂は、食べ物を食べるだけの場所ではなく、地域のコミュニティになっている。
昔、自分がたくさんの人たちにお世話になって今があることと、子ども食堂の取り組みは近しいものだと、参加することで感じました。
ただ、月に1回しか開催できません。
みんな忙しいですし、費用がかかります。
月に1回の実施を継続しつつ、人の入れ替えもあったりしながら今日まできております。
私の職場の仲間も不参加になりました。
私の前に調理専門でいた方も去っていき、今は私が団体の副代表として、レシピ作りを担当させていただいております。
今後、NPO化も視野に入れながら、思いを広めていくことができたらと思います。
幼少期、食で助けていただけたこと、母と子でそれなりに苦労をさせていただけたこと、浅はかだけれでも食を通して果敢に取り組んだ自分の20代があったこと、すべてが繋がって少しずつ形にすることができていると感じます。
今後の形
毎回、70人~80人くらいの方々が食べに来てくださいます。
有難いことです。
ただ、1団体で、これ以上食べに来ていただく人を増やすことは、できないことだと思います。
なぜなら食べに来ていただける人が子どもだから。
17時30分に開店します。
席数は25席です。
1回転するのに30分~40分かかります。
1回転目の方々が食べて帰る、その後2回転目の方々が食べ始められるのが18時10分くらい、そして30分後に帰り、18時50分くらいに3回転目の方が食べ始める。
お帰りになるのが19時30分。
4回転させると帰りが20時30分くらいになってしまい、帰りが遅くなります。
子供たちだけで食べに来たとして、お家で待つご家族さんに心配かけては本末転倒です。
だから3回転の75人くらいが限度です。
私たちの団体のできる範囲はここまで。
次の段階は同じ思いを持ち、行動に移したい人の手助けをすること。
横に広く発展させつつ、「おいしいね!」の声はもらい続けつつ、前進させていきたいと思います。
5回にわたり、お付き合いいただき、ありがとうございました。
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