私たちは毎日「食べる」という行為を行います。
朝、昼、晩、と基本的には1日3食、食べています。
私たちは動物ではなく、人間ですから、それぞれの行為に意味を持たせがちです。
では、「食べる」という行為の目的はそもそも何なのでしょうか?
生きるため、楽しむため、この二つのために、私たちは「食べる」という行為を行っています。
この回は「楽しむため」をテーマにお伝えしていきます。
前回の記事です。
楽しむために人は食べる
食べる事に対し、楽しみを加えているのは人間だけです。
動物にこの考えはありません。
分け与えたりすることはあるかもしれませんが、楽しさとは違います。
では、何が食べる楽しさなのでしょうか。
そして楽しく食べることで、おいしさに繋がる意味を伝えていきます。
選ぶおいしさ
皆さん、外食はお好きでしょうか?
今現在、各家庭の食事に占める外食率は4割ほどあるようです。
4割というと、1日1回以上、外食をしているという計算になります。
多いのか少ないのか、もう外食の店舗が当たり前にある社会なので、この感覚は人それぞれなのかもしれません。
どちらにしろ外食をする、となるとまず行うのがお店選びです。
ミシュランガイド 食べログ
お店選びはどのように行っています?
昔だと人づてに、評判のお店を聞いていました。
聞くにしても知り合いからの情報しかなかったのですが、今はもうネット社会。
さまざまに調べようがありますね。
私は食べログをよく使用させていただいています。
見てるだけで楽しいですよね。
仕事柄、いろいろな土地に行くことができますので、その土地のおいしいもの探しがやはり楽しみになります。
お店選びは楽しいですし、食べ方もどのように食べようか、考えるのもまた、楽しいものです。
それを形にし、繁盛しているお店が今数多くあります。
このお店もそうではないでしょうか。
全国各地にあります。
まずうどんの種類を選び、てんぷらを選び、会計を済んだ後でも、揚げ玉をかけるのか、青ネギをかけるのか、選ぶ回数が多いです。
これも食事を楽しませる仕掛けですね。
だから繁盛している。
もちろんうどん自体がおいしい。
そして今伸びているのがこのお店です。
食べ放題は58種類の商品の中から選ぶことができるオーダーバイキングです。
メニューを見て、おいしそうなメニューを選ぶことができる、楽しさがありますね。
情報によるおいしさ
食べていないのに食べたような感覚になってしまうことを、情報によるおいしさといいます。
雑誌でのおいしそうな料理写真や評論、テレビでのコマーシャルがこれに当たります。
見たり聞いたりして、これはおいしそうだと認識し、商品を買って食べてみたらやっぱりおいしいと思う、2回おいしさを味わえるなんて、なんて素敵なことでしょうね。
コマーシャル
夏であればビールのコマーシャルでしょうか。
「あさひ スーパー ドゥラアーイッ!!」
知らない人はいないのではないでしょうか。
福山さんがおいしそうに飲んでました。
この情報が、自然と記憶に刷り込まれます。
買い物に行ったときに、そういえばあの時の‥、購入動機に繋がるわけです。
買って、家で飲んで、やっぱりこれだねと。
飲食店運営とおいしさの考察
味が美味しいことは当たり前にあり、いかに楽しさの演出ができるかが、今後の飲食店運営には必要な要素になってきています。
選ぶ楽しさで言えば、運営する側からするとどうやって選ばれるか、美味しい食事を用意して待っているだけではお客さんは来ません。
選んでいただいて、足を運んでもらって、お店の中でもまた選ぶ楽しさがあること。
さらなる付加価値がないと、現代人は満足しないのではないかと考えます。
どんな雰囲気で食べるか
おいしさの追求から、さらなる発展が必要です。
誰とどんな雰囲気の中で食べるのかであったり、思い出のおいしさの再現であったり、さらなる形の模索が今後の世の中に求められる形なのではないかと考えます。
地域に貢献できる形、子ども食堂との関連が新たな外食の形になると、私が形にしていきたいと思います。
↓私たちが運営している子ども食堂です。
毎月第3水曜日に 実施しています。
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