子ども食堂を実施していく上で、どんな料理を作ればいいのか、「わからない」「難しい」といった声を聞きます。
基本的にはどんなものでもいいと思います。
ただ、自分の子供に作るときは、ちょっと美味しくなくても「まぁ、いいかぁ」なんて甘えも出てくるかもしれません。
親子、家族という人間関係前提であれば成り立つ話です。
距離を縮めていくには、時間と愛情がかかりますね。
子ども食堂実施前には試作をしていただけたらいいかと思います。
来ていただける方が多い場合は、試作をし、分量の確認をすることをおすすめします。
このレシピにも分量を細かく記載していますので、参考にしていただけたらと思います。
毎回のレシピ作りが、子ども食堂を実施されている方の一助になれば幸いです。
料理の思い
カレーって家庭料理の定番メニューで、ご家庭でもよく登場するメニューの一つかと思います。
散歩道、カレーの香りがすると鼻をクンクンさせ、「この家は今日はカレーかぁ」なんて思ってみたもんです。
今回は肉類ではなく、魚貝類で作成してみました。
そして少々本格的でありながら、あまり時間をかけずにできるように工夫しています。
出来上がり写真
仕上がりはこんな感じです。
子ども食堂レシピのこだわり
・手間暇かけていること
・大人も子供も「おいしい」と感じること
・季節を感じること
・衛生上問題ないこと
詳細はこちらに記載しています。
ご確認いただるとうれしいなぁ。
材料・分量(10人前)
- 有頭海老 10尾
- 白ワイン 100cc
- オリーブ油 10cc
- 水 200cc
- シーフードミックス 300g
- 水 200cc
- 塩 2g
- 殻付きあさり 300g
- 白ワイン 100cc
- 水 100cc
- 玉ねぎ 600g
- カットトマト 400g
- 水 400g
- ブーケガルニ 1個
- バーモントカレー(甘口)半箱
作成方法
① 海老の下処理を行います。
頭を取り、殻を外し、身だけになったら背ワタを取ります。
頭と殻がうま味の宝庫ですので、海老の殻、頭を良く焼き、海老のうま味を抽出したソースを作ります。
アルゼンチン赤海老を使用しました。
オリーブ油で海老をよく焼き、白ワイン、水を加え、ザルで漉してエキスを抽出します。
② あさりも海老と同様に白ワインでうま味を抽出します。
鍋に砂抜きしたあさりと白ワインを入れて沸騰させ、さらに水を加えて沸騰させます。
加熱しすぎると硬くなるので注意しましょう。
③ シーフードミックスは冷凍品ですので、塩水に30分ほど置いて解凍します。
これはうま味の流出を防ぐための技法です。
解凍できたらザルにあけます。
鍋に湯を沸かし、沸騰したらシーフードミックス、①の海老を加え、再沸騰させます。
再沸騰後、ザルにあけます。
茹でた汁ももちろん使用しますので、捨てないようにしましょう。
④ たっぷりの玉ねぎを炒めます。
目標はあめ色です。
この後あまり煮込まないので、よく炒める必要があります。
⑤ カットトマト、うま味の煮汁各種、水、ブーケガルニを加え、沸騰させて弱火で10分くらい煮込みます。
ブーケガルニは市販のものを使用しています。
臭みを取るためです。
⑥ 10分経ったらバーモントカレー(甘口)、下処理した魚貝を入れて出来上がりです。
やっぱり子供にはバーモントカレーの甘口がベスト。
まとめ
魚貝なので身の加熱しすぎは注意しましょう!
加熱しすぎると硬くなります。
作成中、意識しましょう。
玉ねぎはよく炒めましょう!
後工程での加熱が少ないので注意です。
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